「検討しましょう」で終わる会議が、毎週繰り返されていた
「では、この件は一旦持ち帰って検討しましょう」3社目での口ぐせだった。毎週の定例会議が終わるたびに、何も決まらないまま席に戻る。2年間、それが続いた。
何も決まらない会議が生まれる3つの原因
原因1:意思決定権者が会議にいない
現場の担当者だけが集まっても決められない。決裁権を持つ上司が参加しない会議では、「検討します」しか言えない。
原因2:「失敗を恐れる文化」が蔓延している
決めた人が責任を取らされる文化では、誰も決めようとしない。「みんなで決めた」という形を作ることで、責任を分散させようとする。
原因3:目的が「報告」であって「決定」ではない
「情報共有のため」「状況報告のため」の会議は、そもそも何かを決める場ではない。でも毎週それが続くと、「会議=決まらない場所」という認識が定着する。
この環境が若手に与えるダメージ
何も決まらない会議に出続けると、思考力が落ちる。「どうせ決まらない」という前提で発言するから、本気で考えなくなる。提案しても却下されるから、提案する気力がなくなる。
2年間でそれを実感した。入社時と比べて、「自分で考えて動く力」が明らかに落ちていた。
会議の質を入社前に見極める方法
面接で「意思決定のスピード」を確認する
「新しい提案がチームに採用されるまで、どれくらいの時間がかかりますか?」という質問は効果的だ。「数週間で動きます」なのか「半年かかります」なのかで、組織の意思決定速度が分かる。
「失敗した時どうなるか」を聞く
「社員が挑戦して失敗した事例と、その後のフォローを教えてください」という質問への答えから、失敗を許容する文化があるかどうかが分かる。
口コミで「会議」「意思決定」を検索する
OpenWorkで「会議」「スピード」「決定」などをキーワードに検索してみよう。「会議が多すぎる」「なかなか決まらない」という口コミが多ければ要注意。
「会議で何も決まらない会社」を脱出して気づいたこと
4社目は最悪の環境だったが、5社目でやっと「会議で物事が決まる組織」に入れた。週次の会議でその場で意思決定が行われ、翌週には動き出している。このスピード感が、仕事の充実感に直結している。
「会議で何も決まらない」は些細なことに見えて、実は組織文化の核心部分だ。転職で環境を変えるなら、必ず確認すべきポイントだと今は確信している。
まとめ:「検討します」を連発する会社からは早めに脱出を
意思決定の遅い組織は、若手の成長機会を奪い、モチベーションを削る。入社前に意思決定のスピードと文化を確認し、自分が力を発揮できる組織を選ぼう。

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